カテゴリ:☆【創作】 > 『物語風』

落書き1Pコマ漫画です♪
動画関連であるある話です(笑)

画像⑥投稿用



【優ともち姫チャンネル】が2月で1周年
同人販売用ゲームの【囲碁と恋ときなこ餅】
3月中旬で1周年になりました♪
祝いイラスト絵の代わりに
落書き3コマ漫画です♪

仮画像⑥投稿用

この漫画の話ネタはチャンネルの車ゲームのビートルで
餅姫も一緒に乗ってるイメージです♪

pixivのお題で投稿した1P漫画の中の優君が
可哀想で、その後の話の落書き漫画です♪
pixiv 01-02 関連話


久々描いた落書き漫画です♪
pixivの方は1枚にまとめるため、見にくいと思うので・・。
こっちは、縦見のみにしています♪

仮保存⑥
仮保存⑤

前編にあたる最初の話を知らない人は

下記のタイトル文字からどうぞ♪



【クロとシロの甘雪】①

横長クローバー青入り


【クロとシロの甘雪】②  ~事後の物語~

とある世界では、冬に甘い味がする雪が降る場所がありました。
そこでは黒い雪が降る場所もあり、そこに住む者達は疑い深く
白い雪が降る場所に住む者は、黒い雪が降る場所に住む者達を
汚れた者として恐れてていました。
そんな世界の場所で暮らしていた、クロとシロ。
あの後、2人がどうなったのかを語りましょう。


それは真っ黒な視界の中で、暖かさと何かの音で、クロの意識が目覚める。
一瞬、大きな白熊がたってるかと思いきや、よく見ると
白い毛皮を着た女性がたっていました。
『気がついたのね。うちの子を助けてくれて、ありがとう』
『ママー!おなかすいたぁ!あ!クロが起きた!』
片足でピョンピョンはねながら、嬉しそうにシロはクロの側へ寄った。
『生きてた・・・よかった』
クロは安心した緩みで、涙があふれました。
『あの子は、片足に銃弾をかすっただけよ。貴方の方も、肩に矢が浅く刺さっただけですんだから、生きててくれて安心したわ。はい。これを食べて。もう少し元気になったら、黒の民が居る場所の近くまで送ってあげるわね。』
女性は、白くて丸いものが浮いたスープ?を差し出した。
『クロ、食べて。お餅美味しいよ』
『オモチ?』
クロは不思議そうに見つめると、その餅を食べてみました。
柔らかく伸びる、その中から何かのすり身が入っていて、とても美味しい。
『おいしい・・シロが言ったとおり美味しい・・』
クロは感激して、また泣き出しました。


『ママ。この子が作った黒くて柔らかくて甘いやつ。お餅と合うかも』
『黒いもの?この前話してた食べ物?』
母親は首をかしげました。
クロは非常食としてつねにもってた、黒豆入りの袋を自分の黒い熊の毛皮から出し、シロの母親に、その袋を差し出しました。
『助けてくれたお礼に、これの作り方教えるよ。』

母親はクロに教わった通りに、水でふやかした黒豆と甘雪を一緒に炊き、ほんの少しの塩を加えた「しるこ」を作りました。
シロは、ゆでた餅をその中に入れて食べました。
『おいしい!ママも食べて!クロも!』
シロの母親と、クロもしるこに餅を入れて食べてみました。
『おいしい!』


その食べ方は、白の民と黒の民にも伝わりました。
そのおかげで、黒の民が作る黒豆と、白の民が作る餅米が流通となり
白の民と黒の民の名産物になり、賑やかな土地になりました。

それが元で流行った遊びも出来ました。
かつては仲が悪かった黒の民と白の民ですが
黒豆と白い餅にちなんで、黒い甘雪と、白い甘雪を丸めて雪合戦や
雪が無い季節は、黒い石と白い石を使って陣取り遊びが生まれました。

クロとシロの方は、笑いが絶えない茶菓子屋で一緒に働き、幸せに暮らしました。

あの出来事から数年がたっても、時々、黒い民の土地と白い民の土地の境界線だった辺りに、誰かが黒豆あんに包んだ餅団子を、お供えするようになりました。
黒の民と白の民に和解と富を与えてくれた感謝を込めて・・。


END

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